松戸は治安が悪いのかは、体感だけで決めると誤解が出ます。
松戸市と千葉県警察の一次情報を使い、刑法犯の総数、罪種の内訳、交番管内の偏り、電話de詐欺の別枠リスクに分けて判断します。
松戸が治安悪いと感じる理由を数字で分ける
松戸の治安評価は、刑法犯の総数と体感に直結する罪種を分けて見るのが安全です。
刑法犯認知件数は減少しているがゼロではない
松戸市の刑法犯認知件数は長期で大きく減っています。
松戸市の刑法犯認知件数は令和5年中2,631件と整理されています。
1999年の13,677件と比べると令和5年は80.8%減少しています。
一方で件数が残っている以上、生活動線の防犯は必要です。
| 指標 | 年 | 件数 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 刑法犯認知件数 | 令和5年 | 2,631件 | 市の案内では速報値で変更の可能性あり |
| 刑法犯認知件数 | 1999年 | 13,677件 | 長期推移の比較用の基準年 |
| 減少率 | 1999年→令和5年 | 80.8%減 | 総数の傾向であり体感の罪種とは別 |
体感を左右しやすいのは窃盗と粗暴の組み合わせ
駅周辺の生活圏では、窃盗と粗暴の増減が体感に直結します。
松戸警察署の公表では、令和7年12月末の粗暴犯は212件で前年より増えています。
同じく窃盗犯の合計は1,512件で、自転車盗が549件と目立ちます。
体感の不安は「遭遇しやすさ」で増幅するため、夜間の移動や駐輪環境が影響します。
- 自転車盗は短時間の駐輪でも起きやすく被害が可視化されやすいです。
- 暴行や傷害は繁華街や混雑地点での遭遇リスクが体感に響きます。
- 侵入盗は被害額が大きく戸建てや低層住宅で対策の差が出ます。
電話de詐欺は来訪型の危険と別に評価する
電話de詐欺は外出時の安全とは別の被害リスクとして扱います。
松戸市の犯罪発生マップでは令和5年の電話de詐欺は155件で県内ワースト3位とされています。
松戸市の令和7年上半期の公表では電話de詐欺は65件で前年より22件増加し、被害金額は3億円を超えています。
電話とオンラインの接点がある家庭ほど対策効果が出ます。
| 区分 | 期間 | 件数 | 補足 |
|---|---|---|---|
| 電話de詐欺 | 令和5年 | 155件 | 犯罪発生マップで県内ワースト3位の言及 |
| 電話de詐欺 | 令和7年1月から6月 | 65件 | 速報値で今後変更の可能性あり |
| 被害金額 | 令和7年1月から6月 | 3億円超 | 市の総括で言及 |
松戸の最新傾向は松戸警察署と市の速報を並べて読む
松戸の今の傾向は、松戸警察署の年末確定値と松戸市の半期速報を役割分担して読みます。
松戸警察署の年末確定値は罪種別の増減が見える
罪種別の前年差が読める資料は対策の優先度を決めやすいです。
松戸警察署の令和7年12月末の確定値では、暴行80件、傷害111件、粗暴犯計212件が示されています。
同じ表で自転車盗549件、車上ねらい63件、部品ねらい37件なども示されています。
この集計が松戸市全域と完全一致するかは資料の注記や管内範囲で確認が必要です。
- 自転車盗は二重ロックと短時間でも施錠を優先します。
- 車上ねらいは車内放置をゼロにするだけで発生確率が下がります。
- 粗暴犯は深夜帯と混雑地点を避けるルート設計が効きます。
松戸市の半期速報は体感に近い直近の空気感が出る
直近の増減は半期速報で把握し、年末の確定値で評価を固定します。
松戸市の令和7年1月から6月の速報では犯罪発生件数は1,368件で前年比57件増加とされています。
内訳として窃盗犯が922件と最も多いとされています。
速報値は今後変更の可能性があるため、断定ではなく傾向として扱います。
| 指標 | 期間 | 数値 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| 犯罪発生件数 | 令和7年1月から6月 | 1,368件 | 松戸市の半期速報 |
| 前年比 | 令和6年同期間比 | 57件増 | 短期の変化を見る |
| 窃盗犯 | 令和7年1月から6月 | 922件 | 体感に直結しやすい |
千葉県警察の市町村別は他市比較の入口になる
他市と比べて治安が悪いかは、市町村別の人口補正が前提です。
千葉県警察の市町村別統計には、凶悪犯の内訳として殺人、強盗、放火、不同意性交等などの件数が掲載されています。
松戸市の令和7年確定値の例では凶悪犯計29件が示されています。
結論を出すときは人口10万人当たりなどの補正指標に揃えて比較します。
- 比較期間は年次で揃えます。
- 集計範囲は松戸市全域か警察署管内かを揃えます。
- 人口当たりの指標に直してから順位や近隣市を見ます。
犯罪発生マップの見方で地域差の誤解を減らす
松戸の地域差は、松戸市犯罪発生マップの色分けの仕組みを理解してから判断します。
住民一人当たりの色分けは人口が少ないと濃く出やすい
同じ件数でも人口が少ない交番管内は危険度が高く判定され得ます。
松戸市犯罪発生マップは交番管内ごとに住民一人当たりの発生件数で市内対比の危険度を色分けします。
人口が少ない管内は少数の発生でも比率が上がりやすいです。
濃い色を見たら件数と期間を併記して判断します。
| マップの読み方 | 起きやすい誤解 | 確認する項目 |
|---|---|---|
| 色が濃い | 件数が多いと決めつける | 人口規模と実件数 |
| 色が薄い | 安全だと決めつける | 生活動線の発生地点 |
| 境界付近 | 境界で安全が切り替わると思う | 駅と通学路と帰宅ルート |
市全体マップは主に5罪種なので全犯罪の代表ではない
マップの対象罪種と、刑法犯全体の内訳は一致しません。
松戸市犯罪発生マップの全体マップは主に5罪種で構成されています。
対象はひったくり、自動車盗、住宅対象侵入盗、車上・部品ねらい、電話de詐欺です。
粗暴犯やその他の罪種は別資料で補って全体像を作ります。
- 5罪種のマップは生活防犯の優先順位を決めるのに向きます。
- 刑法犯の総数判断は松戸市の犯罪発生情報と併用します。
- 駅前の体感は松戸警察署の罪種別表も合わせて見ます。
不安の原因を属性や噂で断定しない
外国人が多いなどの言説は一次情報で裏取りできない限り結論に使いません。
治安の議論は、罪種、発生場所、時間帯、被害者側の行動条件に分解すると検証できます。
松戸市や千葉県警察が示す指標に沿えば、感情的な断定を避けられます。
根拠のある要因だけで対策を組み立てます。
松戸で被害を減らす具体策は罪種別に固定する
松戸の防犯は、よく発生する罪種ごとに行動を固定すると再現性が上がります。
自転車盗は施錠ルールを固定する
自転車盗は施錠の徹底だけで被害確率を大きく下げられます。
松戸市の半期速報では自転車盗269件が示され、無施錠が約6割の167件と整理されています。
松戸警察署の年末確定値でも自転車盗549件と件数が目立ちます。
短時間でも施錠する運用に切り替えます。
- ワイヤー錠とリング錠の二重ロックを標準にします。
- 駅前は照明と人通りのある駐輪場を選びます。
- 自宅でも屋外保管なら必ず施錠します。
車上ねらいと部品ねらいは車内放置をゼロにする
車内に物を置かないだけで狙われ方が変わります。
松戸警察署の年末確定値では車上ねらい63件、部品ねらい37件が示されています。
狙う側は短時間で得られる物を優先するため、見える物があるほどリスクが上がります。
出発前に車内を空にするチェックを習慣化します。
| シーン | やること | 避けること |
|---|---|---|
| 買い物 | 購入品は自宅に置いてから次へ移動 | トランクに入れっぱなしで駐車 |
| 通勤 | 車内の充電ケーブルも外して見せない | スマホやPCを座席に残す |
| 夜間 | 照明のある場所に停める | 人目のない暗所に長時間駐車 |
電話de詐欺は家の受け口を先に潰す
電話de詐欺は仕組み対策が最短です。
松戸市は電話de詐欺の件数が多い傾向を示しており、被害金額も大きいです。
対面の危険ではなく、連絡手段と送金手段の管理が要点です。
家族でルールを決めて例外を作らない運用にします。
- 固定電話は迷惑電話対策機能の設定を確認します。
- 知らない番号は折り返さず、公式番号を自分で調べてかけ直します。
- 送金や暗証番号の話が出た時点で通話を切ります。
松戸が治安悪いかを結論づけるための要点
松戸が治安悪いかは、総数と罪種と地域差と比較条件を揃えれば判断できます。
見るべき一次情報を四つに固定する
松戸市と千葉県警察と松戸警察署の一次情報を優先します。
松戸市の犯罪発生情報は刑法犯認知件数の長期推移が読めます。
松戸市犯罪発生マップは交番管内の偏りと5罪種の位置が読めます。
松戸警察署は罪種別の年末確定値で増減が読めます。
| 参照先 | 強み | 使いどころ |
|---|---|---|
| 松戸市 | 市内の推移と速報の総括 | 直近傾向の把握 |
| 松戸市犯罪発生マップ | 交番管内の偏り | 生活動線の見直し |
| 松戸警察署 | 罪種別の年末確定値 | 対策の優先順位 |
| 千葉県警察 | 市町村別の比較材料 | 他市比較の入口 |
比較するときは人口当たりと集計範囲を揃える
人口10万人当たりの指標に揃えない比較は結論がぶれます。
松戸市全域と松戸警察署管内では集計範囲が一致しない可能性があります。
年次と月末と半期でも数値の意味が変わります。
比較は人口補正と期間統一を満たした時点で行います。
- 人口当たりの指標に変換してから比べます。
- 令和7年確定値と速報値を混ぜて結論を出しません。
- 松戸市と近隣市を同じ条件で並べます。
体感の不安は罪種別の対策で下げられる
治安の印象は自転車盗と粗暴と詐欺の三つを抑えると変わります。
自転車盗は施錠ルールで即効性が出ます。
粗暴の不安は夜間ルートと混雑回避で遭遇確率を下げられます。
電話de詐欺は電話と送金のルール化で被害の入口を潰せます。
- 駐輪は二重ロックを固定します。
- 夜間は明るい通りと駅近の人通りを選びます。
- 電話は知らない番号に出ない運用にします。

